2013年4月10日水曜日

[E3 2008#37]期待のRTS「Empire: Total War」の海戦シーンがプレイアブルで大公開_1

 が開発する大人気RTSシリーズの新作「」が,SEGAのミーティングルームにおいて,初めてプレイアブルな状態で公開された。「Total War」と言えば,ここ数年の「」,そして「」の2作で,グラフィックス,ゲームプレイ,そして人気の面でトップセラーの地位をゆるぎないものにした人気シリーズ。これまでは,主に古代や中世といったやや古い時代を扱ってきた本シリーズではあるが,最新作となる今作のテーマとなるのは,帝国主義が台頭してくる1700?1800年代初頭……いわゆる「近世」と呼ばれる時代だ。  今回,ゲームの説明をしてくれたSega of Americaの担当プロデューサー,キーラン?ブリッジェン(Kieran Bridgen)氏によると,ゲームに登場する国家は全部で50か国ほど。そのうちプレイアブルなものは,イギリス,フランス,スペイン,プロシア,オスマントルコ,アメリカ(柌?3州)などといった当時の列強12か国になるという。民主主義の台頭など,政治制度の革新などもあった18?19世紀という時代。ゲーム中において,各ファクションのリーダーがどのように選定されていくのかなどは興味深いところだが,さまざまな政治制度を選択できるようになっていること以外,具体的には答えてもらえなかったのは少々残念。今回のE3では,シリーズで初めてフィーチャーされた海戦のデモがメインになっており,キャンペーンモードなどの要素はまだこれからといった様子であった。 近付いて相手の船にクルーを乗り込ませれば,DQ10 RMT,白兵戦となって敵船を乗っ取ってしまうこともできる  ともあれ,今回は海戦のデモンストレーションがメインになったわけだが,デモで登場した勢力は,イギリスとアメリカの2国,rmt。船には,小型でスピード重視のものから,火力のある大型の戦艦まで,さまざまな種類の船がデモ用に用意されていた。実際のゲームでは,登場する時代が異なるのだろうが,初期型の蒸気船や,遠方から花火のようなものを発射する戦艦なども確認できた。  従来のTotal Warの陸戦といえば,いろいろな陣形や士気,疲労の概念など,非常に奥の深いものであったわけだが,今作における海戦も,それに負けず劣らず凝った内容の様子。艦船は,4種類のフォーメーションを組んで進行できるほか,デモでは,小型船を使ってすばやくサイドを突かせて,相手が混乱した隙に巡洋艦を突入させたり,即座に大砲で敵の船を撃沈させたり,連続砲撃で敵艦のマストをへし折ったりといった様子が披露された。  説明によれば,発射された砲弾は一つ一つが物理演算で処理されており,船体のどの部分にあたったかでダメージも異なっているという話。またそれだけでなく,なんと船体の浮力の源となっている船の内部気圧もシミュレートしているらしく,どの場所にどれだけ被弾したかで,船の沈み方も変化するというから驚きだ。  このほか,風向きなども刻々と変化することようで,例えば被弾して船内に火の手が上がったとき,風が強く火の手が回るのが早いと,炎が帆に燃え移り,クルーたちが海に飛び込んで溺死していく演出なども盛り込まれていた。 恐ろしいほど早口な英語でゲームの解説してくれたSega of Americaの担当プロデューサー,キーラン?ブリッジェン(Kieran Bridgen)氏  ちなみに今回お披露目されたこの“Seaエンジン”に比べて,陸戦を表現する“Landエンジン”の部分はまだアルファ版にもなっていない状態だとのことで,今回は静止画のみの公開となっていた。本作の陸戦は,火器が発達した時代をテーマにしていることもあって,Medievalであったような「城壁」はゲームには出てこない。その代わりに,ユニットが街の建物に篭れる“Garrison”という防御ルールが加わっているようだ。  ブリッジェン氏の説明によると,陸戦は,海戦と同じようにリアルタイムで天候が変化していくとのことで,雨が降ると,闫鳏Δ欷匹妤衰氓趣伟k砲回数が減り,衣服には前作のような血糊ばかりでなく,泥なども付着するようになるのだという。衣服表現(汚れも含む)には,それ用のシェーダーが追加されるとかで,ほんとマニアックの一言だ。  ちなみに陸戦の場合は,最大で1万体ほどのユニット表示を目指しているとこのことで,これまでと同様に壮大な“会戦”が楽しめそうで一安心。今後は,来月に予定されているドイツのGame Conventionで詳細な情報が公表される予定とのことなので,続報が気になる人は,来月のGame Conventionレポートをお待ち頂ければと思う。なお,本作の発売は2009年第2四半期を予定。今から“新たなTotal War”の発売が待ち遠しい限りだ。
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