スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。 本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介するのは,スクリーンショットを見たら思わず「なんだこりゃ!?」といいたくなる,そんな脱力系の世界観が魅力のiOS向けアクションゲーム「」を紹介しよう。本作は,一画面で完結するタイプのタイトルで,赤色の棒人間をキラキラと光る出口まで導けばステージクリアとなる。「本気で作ったの?」と疑いたくなるような落書き風グラフィックスに圧倒されるかもしれないが,意外や意外,ゲーム性はかなり骨太かつ斬新な仕上がりになっているのだ。 まるで落書きのようなグラフィックス。ここまで冴えない(?)見ためのゲームも,pso2 rmt,なかなか珍しいかもしれない。App Storeから無料でダウンロード可能だ 本作には,全部で6つのマップが用意されており,それぞれのマップに20のステージが用意されている。つまり,全部で120ステージを攻略していくことになるわけだ。 マップには「Water」や「Flame」といった名称がつけられており,Waterならば海や水,Flameならば炎や火山といったように,マップごとにテーマが設けられているのが特徴。マップやステージは好きなところからプレイ可能となっている。 遊びたいステージを選択すると,奇妙な空間に赤い棒人間が表示されるので,画面下の左右の矢印をホールドしてゴールを目指していくのだ。ステージ内には,動く障害物が点在しており,これらに触れると即スタート地点へ戻されてしまうので,画面の右下にある▲を押してジャンプしながら,うまく乗り越えていこう。 各ステージには,ダークブラッド RMT,テーマに沿ったオブジェクトや背景が登場するが,あまりの絵心のなさに思わず吹き出しそうになる 本作で面白いのは,自分で好きなように道が描ける点。画面内をタップし,そのままスライドさせるとクレヨンで描いたような線が引け,その線は赤い棒人間が歩ける道になる。画面下にある「ERASE」をタップすればなぞった部分の線が消せるようになり,「DRAW」をタップすれば線が描けるようになるので,これらを駆使して足場のない場所に道を作ったり,障害物を避けるための段差を作ったりできるのだ。 道は後からいくらでも付け足せるので,進んできた道を塞ぐように新たな足場を設置することも可能だ 落書き風の背景やインタフェース,棒人間のゆるさに苦笑してしまいがちだが,ステージが進むにつれ,徐々に笑えない難度になってくるのも本作の特徴。障害物の速度やタイミング,絶妙な段差など,各ステージの仕掛けはかなり考えられて設置されている印象だ。前述したように自由にコースを作れてしまうため,難度の高いステージでは,攻略の足がかりとなる道を掴むまで,試行錯誤する必要も出てくる。 落下したり障害物に触れたりしてもスタート地点へ戻るだけなので,ゲームオーバーという概念はない。ステージを変えたいときは,画面下の「Back」をダブルタップすればいい かつて「Line Rider」という,自分でコースを作ってキャラクターを走らせるFlashゲーム(iPhone向けでは「」)が流行ったが,本作にもそういった面白さが詰め込まれている。 ゲームとしては単調で飽きやすい側面もあるが,画面をなぞってコースを作るというスマートフォンらしさを活かしたゲームになっているので,試しにプレイしてみてほしい。 自由にコースが描けるので,攻略を無視してお絵描き……なんてこともできる 著者紹介:トリスター/目代将規 ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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