2013年1月31日木曜日

全米が吐いた! ついに日本語版が発売されないまま続編がリリースされた,Xbox 360「Dead Space」のレビ

。  また,主人公はちょっとした超能力を2種類持っている。一つはSTASISという,対象の動きをスローにする力だ。敵に使えば戦闘を有利に進められるし,その効果は機械に対しても有効だ。  もう一つの能力はKINESIS,いわゆる念動力だ。手を触れることなく重いモノを動かしたり,引き寄せたり,飛ばしたりできる。敵にモノをぶつけることもでき,使い勝手のよい能力だ。どうやら無重力状態での移動にもこの力の一部が使われているようで,無重力状態における独特のアクションを実現している。それに関しては後述する。  戦闘で大切なのは,とにかく部位破壊だ。本作はクリーチャーの数が多く,武器の弾数は少ない。「俺の圧倒的な火力の前に跪け!」というプレイはなかなか楽しめないのだ。しかし,相手の足を狙って破壊すれば,相手の移動力を削ぐことができる。また,主に攻撃に使われる腕を破壊してしまえば,相手から致命傷を受ける可能性が減る。このように,相手の生物的な特徴を考慮しつつ,積極的に部位破壊を狙っていく必要がある。  ちなみに,ちょっとやそっとの部位破壊では,クリーチャーは死なない。ボロボロになりながらも,主人公を執拗に追いかけてくる敵からは,たっぷりと“嫌な感じ”が味わえること請け合いだ。  ゲームの舞台には一応STOREが存在する。自動販売機方式ながら,強力な武器や回復アイテムを購入可能だ。ちなみにお金は,冒険中に拾うのが基本。犠牲者の中に大金持ちがいれば助かるのだが,筆者はゲーム中,そういうケースに遭遇したことはない。  絶望的なんだか,アグ,生存の可能性がありそうなんだか,よく分からないという人も当然いるだろうが,とにかく慎重に行動していけば,活路は見いだせる,Diablo3 Gold。この“絶望的ながらも落ち着いて行動すれば前進できる」というゲームバランスは絶妙だ。アイテムの使い方を教えるチュートリアルも,プレイヤーに意識させないほどうまくストーリーに溶け込ませている。世界観を作り込み,それを見せるには,ここまでシステムと連動させる必要があるのだと,思わず感心してしまうほどの丁寧な作りである。 ユニークなシステムと見事な演出  ここまで読んでみてDead Spaceに興味を持ったとしても,「俺,英語わかんないし遊べないよ」という人もいるかもしれない。しかし,クリアするだけなら英語力はあまり必要ない。シナリオが理解できないのは切ないが,基本的に本作の恐怖演出に,言語は使用されていない
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