開催中ので,「ポージングによってキャラクターの性格や心理状態を認知させる」という手法を紹介するセッションが開催された。ビジュアルワークだけでなく,心理学の要素も含んだ興味深いものだった。といわけで,さっそく内容をレポートしよう。 バンダイナムコスタジオの河野紀子氏 このセッションは「ユーザーに中二キャラクターとしての認知に成功したアニメーション?メソッド」と題されたもので,やのリードアニメーターを務めたバンダイナムコスタジオの河野紀子氏が登壇した。 河野氏は,GOD EATERの開発スタート時に,アートディレクターから「開発期間が少ないので,少ない演技を使い回したい。したがって,かっこいいポーズでキャラクターを表現してほしい」という注文を受けた。 そこで河野氏はまず,「GOD EATERにおけるかっこよさ」を考えたという。GOD EATERのターゲットは中高生であり,キャラクターのビジュアルも中高生好みの尖ったものだったことから,河野氏は「GOD EATERに必要なのは“中二キャラクター”だ」という結論に行き着いたという。 河野氏の見解によれば,中二キャラクターとは,「中二病のまっただ中にいる人に,ものすごく好まれるキャラクター」とのこと。中二病というのは,インターネット上などではかなりの認知度を持つ言葉で,「うまくもないコーヒーを飲み始める」「クラスメイトとどこか違う感じを出したがる」など,ドラゴンクエスト10 RMT,思春期の少年少女がとってしまいがちな行動をやや誇張して表現したものだ。 河野氏は,中二病をより深く理解するため,その“症例”を6つに分類した。それは,以下のスライドのとおりだ。 ●自分はもう大人だとアピールしたい ●自分は社会の規制に怯まない,ドラクエ10 RMT,強い存在だとアピールしたい ●独立心と依存した現実との葛藤 ●今までの自分に疑問を持ち,これまでと違うことをする ●やればできると思う ●他人より物事の本伽蚍证盲皮い毪人激い郡?/strong> 中二病を経験した人にとっては身悶えするような分析かもしれないが,河野氏はこれらが,「承認欲求」(大人であることの主張)と「自己同一性」(自分探し)という2つの心理状態から発生するとする。そして,この2つの心理状態におかれているキャラクターこそが,中二病のさなかにいる中高生達が,共感や自己投影できるもので,GOD EATERが目指すかっこよさだとした。 さて,目指すべきかっこよさが分かったところで,次はそれをどう表現するかが問題になる
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